豊島屋・鳩サブレーの鳩三郎
2014年10月19日
とも乃の日記
鳩サブレーで有名な豊島屋さん
若宮通りの本店は、観光名所としても有名。
鳩サブレーは誰もが必ず一度は食べたことがあるでしょう。
それでも、ここではやはり買い求める観光客で後を絶ちません。
ところで、鳩サブレーは明治時代末期の発売当初には
「鳩三郎」とも呼ばれていたそうです。
当時聞き慣れない「サブレー」という言葉より
「三郎」に馴染みがあり、通りが良かったとのことです。
これは、あくまで初代の店主が付けた愛称だそうですが、
八幡様の境内にいる鳩まで、鳩三郎に見えてしまうほど
このお話にはインパクトがあります(笑)
初代は、かねがね一つのものを売り込むには十年はかかる、
世に「名物にうまいものなし」と云われるが
「名物にうまいものあり豊島屋の菓子」なる戯れ唄を詠み、
味の追求には厳しかった、記述がありました。
鎌倉とも乃も、これだけの年月を重ねた暁には
「名物」と呼ばれる確かな存在でありたい、
ここ鎌倉では、学ばせていただける多くのストーリーがあることが
私どもの大きな励みになっております。